政府要人の靖国神社参拝はすべきでない

　今日は久しぶりの雨模様で一服感があります。立山から戻って、もう二週間が経ちます。九月始めには薬師岳から北ノ俣方面にと思っていますが天候が気がかりです。オリンピックも終盤に入りつつありますが、マラソン、卓球など残念でした。
　中国はオリンピック開催中、人権弾圧が酷くなったようです。国家利益の為とは、国家権力者の利益の為という事ですか？。
　八月十五日、靖国神社参拝で野田聖子消費者行政担当相、太田農林水産相、保岡興冶法相らの参拝が報道されました。
　靖国には昭和受難者としてＡ級戦犯が祀られています。彼等は満州事変を主導し、満州国駐留関東軍の憲兵司令官、参謀長等を務め、国策としてアヘンの栽培を推奨し、その収益で戦費をまかない、中国戦線の拡大、対米英開戦を強力に推し進めた張本人達です。大東亜共栄圏など始めから国民を欺くために掲げられたに等しい。中国大陸にアヘンを蔓延させただけ。
　満州事変といえば東条英機、板垣征四郎、石原莞爾らの名前が並びます。板垣は陸軍大臣、東条は陸軍次官を勤め戦陣訓を下達、近衛内閣を崩壊に導いています。
　彼等が軍中央の方針を無視し、強力に押しし進めたアヘン栽培、戦線拡大方針が、欧米列強の日本への経済制裁実行を招いたのは歴史の示すところです。その結果、日本国民は地獄を見ることと為った。
　ポツダム宣言の受諾に際してなおも戦争の継続を主張し、国民の気概の無さを嘆いた東条、彼を祀る靖国はこの戦争に加担し戦争推進の動力となった神社です。
　日本国憲法の下、大臣が靖国に参拝するなど許されることではないはずです。
　太田農林水産相は、早大生レイプ事件に際して、若者はレイプするぐらいの元気を持ったほうが良いと発言した人ですね。
日本の大臣の道徳心はこのようなものですか？。
　今日の雨、もうしばらく降り続いてほしいですね。