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養護老人ホーム、障害者殺傷事件とスタンフォード監獄実験    サンコウチョウ [殺人事件]

蒸し暑い、買い物をした後、しばらく乗用車を走らせ温度計を確認すると四十度と表示されていました。誤差は1℃から2℃。クーラーなしでは過ごせない一日です。ニュースでは38℃を超えていました。DSC_0591.jpg

 昨今、ストウカー殺人事件や、養護老人補無での虐待、殺人事件が目につきます。DSC_0683.jpg

 先月起きた相模原での大量殺人事件。なぜこのような事件が頻繁に起こるのか?社会情勢が鋭く反映されていると思いますが。 (相模原事件の容疑者は事件前、生活保護を受けていた。)DSC_0681.jpg

 スタンフォード監獄実験の記事が偶然目に入りました。DSC_0713.jpg

  感想としてはこの心理学上の実験結果が、最近多発する、ストウカー殺人事件や養護老人ホーム、障害児施設での事件を説明する要件を満たしているのでは。DSC_9662.jpg

 過酷な労働条件の中で看護者が陥りやすい心理状況。考えなければならないのではと思います。DSC_9675.jpg


          情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とはDSC_9689.jpg

1971年、米海軍は海兵隊刑務所で相次ぐ問題解決の為に、ある実験を準備し、資金を調達した。実験はスタンフォード大学の心理学者フィリップ・G・ジン バルド博士を中心に組織され、同大学の講堂を刑務所に仕立て、模擬的な刑務所シュミレーションを行うというものだった。DSC_9716.jpg

 新聞広告によって集められた心身共 に健全な被験者らは、無作為に囚人と看守に分けられ、実際の刑務所とほぼ同じ環境の中で、二週間を過ごすことが予定された。DSC_9753.jpg

 しかしこのとき、まさかこの実 験が後々まで問題となる大きな事件になろうとは、その時、被験者も研究者も、誰一人想像だにしなかったのである。DSC_9786.jpg

 博士らが実験から得たひとつの結論とは、人はある集団や、環境、社会的情況下において、”驚くべき迅速さ”でその中に適応しようとし ― あたかも情況の囚人として ― その役割を自ら演じてしまうということであった。DSC_9828.jpg

 事実、実験開始前、全く”正常”であった囚人側被験者達は、精神的に衰弱すると、すぐに卑屈に、服従的に なり、心身共に監獄の中に捕らえられてしまった。DSC_9867.jpg

 そして同じく”正常”な看守側の人々もまた、囚人達の暴動を警戒するあまり、権力を必要以上に誇示し、囚 人の衰弱ぶりにも気を留めず、支配者として加虐的にエスカレートしていったのだ。DSC_9888.jpg

 つまりこれら実験が提示したひとつの事実とは、ある集団の中の個人が、その個人的性質、行動傾向よりなお、情況下における命ぜられた(または自任し た)集団内の役割を ― 意識的にせよ、無意識的にせよ ― 優先し、時にそれが恐ろしい結果を引き起こすことさえままありうるということである。DSC_9913.jpg

 そしてまた、これが刑務所や戦争という特殊な情況下に限られた出来事 であり、我々の日常生活にはまるで無関係な話であると、一体誰に断言することができるだろうか      (・・・・・・より)DSC_0549.jpg

労働環境の悪化、生活環境の低下、見えない未来。 殺人事件はまさにこの様な社会環境に依存しているのでは?
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