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伊勢神宮のイメージが崩れてゆく・・・・???   知床のヒグマ [宗教と政治]

       神社本庁に何が起きているのか   ( 伊勢神宮)
     安倍晋三首相の支持基盤、神社界が大きく揺れている。BH6A0828.jpg
 全国約8万の神社をたばねる宗教法人「神社本庁」(東京都渋谷区)。安倍政権を後押しし、日本会議や神道政治連盟でも中心的な役割を担ってきた。JM5A2915.jpg
 この組織に、いま何が起きているのだろうか。
--2017年12月に-深川八幡祭りや江戸勧進相撲発祥の地として知られる富岡八幡宮で起きた凄惨な殺人事件。JM5A2930.jpg
 宮司である富岡長子氏が元宮司の弟、富岡茂永とその妻に日本刀で襲われ、命を落とした。
弟は姉を殺害後、妻を殺し、「もし、私の要求が実行されなかった時は、死後においてもこの世(富岡八幡宮)に残り、怨霊となり、私の要求に異議を唱えた責任役員とその子孫を永遠に祟り続けます」との遺書を残して自ら命を絶った。---
 この事件がいま神社本庁と神社界がおかれている状況を象徴している。ー(宗教学者・島田裕巳氏)ーBH6A1544.jpg
 神社界は格差社会である。
 富岡八幡宮は周辺の土地を多く所有し、莫大な不動産収入があった。島田氏は「金満神社」と称する。
 犯人である弟、殺害された姉、いずれも宮司の立場を利用して贅沢三昧を極めたという。
 神社界のなかで、権力をふるい続ける神社本庁と、その支配を嫌がる金満神社。富岡長子氏の宮司就任を認めなかった神社本庁の傘下から富岡八幡宮が離脱したのが2017年9月末で、それからわずか3カ月足らずで事件が起きた。BH6A2874.jpg
 安倍晋三首相の支持基盤、神社界が大きく揺れている
神社本庁は1946年、国家から分離された神社の大半をまとめる形で発足した宗教法人。
伊勢神宮を最高の神社「本宗(ほんそう)」とし、総裁に皇族出身者、統理に皇族・華族出身者らをいただく。
その下で実務全般を指揮しているのが総長(任期3年)だ。JM5A5017.jpg

   宗教法人神社本庁
 神社本庁の不動産を転売して私腹をこやしているのではないかという疑惑だ。
20世帯以上が入る神社本庁職員用宿舎「百合丘職舎」(川崎市)が問題の不動産。
 これを1億8,400万円でA不動産に売却、A不動産はB社に即日転売し、さらにその後、B社が大手ハウスメーカーC社に転売、その価格が一気に3億円超に跳ね上がったという。DSC_3485.jpg
当時の本庁総務部長、小野崇之氏と、秘書部長だったS氏がこの売却話を進め、その資金で渋谷区代々木の中古の高級マンションを購入。S氏がマンションに入居し、小野氏は2016年2月、全国8,000社の八幡神社の頂点、宇佐神宮(大分県)の宮司に栄転した。DSC_3555.jpg
 各地の神社の収益源の一つは「神宮大麻」、すなわち「天照皇大神宮」と書かれた伊勢神宮の「お札」だ。
その金額は30億円をこえるが、交付金として再び、都道府県神社庁、各神社へと戻されていく。
 神社が神宮大麻の売り上げをそのまま懐にしまえば、手数料として課税されるため、わざわざ面倒な手順を踏んでいるのだ。
 神社本庁の実際の収入は、寄付金や神職の資格試験で得られる手数料など16億円ほどだ。DSC_3561.jpg
 戦後間もなくGHQが発した「神道指令」が、神職を官吏の立場から追いはらった。これで神官は法的に存在しなくなった。
その後すぐに、神社本庁が発足し、伊勢神宮を本宗とした。
陸軍省と海軍省が所管してきた靖国神社と、伏見稲荷は本庁に包括されなかった。DSC_3569.jpg

「神道は教祖もいなければ、経典もない宗教だ。神社本庁の最大の目標は、本宗である伊勢神宮の価値を高めることにある。天皇を中心とした国家づくりをめざす政治的な活動に力を入れる理由はそこにある。DSC_3570.jpg
 神社本庁とその地方機関である神社庁は、政治団体「神道政治連盟」と“一心同体”の関係だ。神社で憲法改正賛同の署名活動が行われる光景を目にした方もいるだろう。JM5A5052.jpg
 自民党国会議員の大多数は、安倍晋三氏を会長とする神道政治連盟国会議員懇談会や、麻生太郎、安倍晋三両氏が特別顧問をつとめる日本会議国会議員懇談会のメンバーである。
(・・・・・・・・・より)
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