ベトナムの海で魚大量死 水俣病問題熊本 [戦争と環境破壊]
台湾の化学最大手、台湾塑膠工業(台湾プラスチック)グループがベトナムで建設中の大型製鉄所の近くの海で魚が大量死し、公害ではないかとして騒動になっています。
台湾プラスチックが地中に埋設した1.5キロメートルのパイプを通じ、海に汚染物質が流れ出した疑いがある。
魚の大量死が見つかる数日前、同社はパイプの洗浄をしており、300トンの有毒な化学物質が使われたとしています。
60年前、1956年5月1日、新日本窒素肥料(現チッソ)水俣工場(熊本県水俣市)の付属病院長が、「原因不明の脳症状の患者が発生した」と県水俣保健所に届け出た。
これが水俣病の公式確認とされている。
プラスチックなどの原料となるアセトアルデヒドを製造する過程で生じたメチル水銀が原因だった。工場排水に含まれた水銀が魚介類を汚染し、それを食べた人々が中毒性の神経疾患を発症した。
だが、政府がチッソの責任を認めたのは12年後だ。
日本の高度経済成長の一角を担う企業の規制に、行政は及び腰だった。その結果、新潟水俣病の発生も防げなかった。
政府がこれまでとってきた水俣病救済策は場当たり的で、救済内容も非常に複雑になっている。
認定者数は熊本、鹿児島、新潟の3県で約3000人。さらに2000人以上が認定を求めて申請中だ。 未認定患者について政府は、95年の政治決着と09年の水俣病被害者救済特別措置法(特措法)制定の2度にわたり、救済策を実施した。
認定患者には1600万〜1800万円の一時金が支給されるが、政治決着では260万円、特措法では210万円にとどまる。
認定基準は事実上、患者を切り捨てる道具となってきた。特措法で救済対象外となった人ら1000人以上が、国などを相手取って損害賠償請求訴訟を起こした背景には、そんな現実がある。 (毎日新聞より)
シリアやアフガンでは誤爆により国境なき医師団が活動する病院が破壊され死者が出ている。
この汚染された経済社会に平和は似合わないのか?汚染物質の正体は? 教えて欲しい。
台湾プラスチックが地中に埋設した1.5キロメートルのパイプを通じ、海に汚染物質が流れ出した疑いがある。
魚の大量死が見つかる数日前、同社はパイプの洗浄をしており、300トンの有毒な化学物質が使われたとしています。
60年前、1956年5月1日、新日本窒素肥料(現チッソ)水俣工場(熊本県水俣市)の付属病院長が、「原因不明の脳症状の患者が発生した」と県水俣保健所に届け出た。
これが水俣病の公式確認とされている。
プラスチックなどの原料となるアセトアルデヒドを製造する過程で生じたメチル水銀が原因だった。工場排水に含まれた水銀が魚介類を汚染し、それを食べた人々が中毒性の神経疾患を発症した。
だが、政府がチッソの責任を認めたのは12年後だ。
日本の高度経済成長の一角を担う企業の規制に、行政は及び腰だった。その結果、新潟水俣病の発生も防げなかった。
政府がこれまでとってきた水俣病救済策は場当たり的で、救済内容も非常に複雑になっている。
認定者数は熊本、鹿児島、新潟の3県で約3000人。さらに2000人以上が認定を求めて申請中だ。 未認定患者について政府は、95年の政治決着と09年の水俣病被害者救済特別措置法(特措法)制定の2度にわたり、救済策を実施した。
認定患者には1600万〜1800万円の一時金が支給されるが、政治決着では260万円、特措法では210万円にとどまる。
認定基準は事実上、患者を切り捨てる道具となってきた。特措法で救済対象外となった人ら1000人以上が、国などを相手取って損害賠償請求訴訟を起こした背景には、そんな現実がある。 (毎日新聞より)
シリアやアフガンでは誤爆により国境なき医師団が活動する病院が破壊され死者が出ている。
この汚染された経済社会に平和は似合わないのか?汚染物質の正体は? 教えて欲しい。
2016-05-03 22:55
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